宮崎太陽農園

陽のめぐみ

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2025/08/28
皆さん、こんにちは。
宮崎太陽農園スタッフです。

最近夏風邪をひいてしまい、のどの痛みと酷い咳で寝込んでおりました。
のどが痛くて耐えられず、常時水か飴を口に含む生活…。
暑い時期に罹る風邪は非常に厄介ですね…。
皆様も夏風邪には十分お気を付けください。

そんな冒頭の流れから、ふと夏風邪というものが気になりました。
夏風邪、といいますが冬の風邪とは何か違うのでしょうか。
調べたところ、夏の風邪と冬の風邪はどうやら別物のようです。
今回は、そんな夏風邪のお話です。


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夏風邪とは夏の時期特有の風邪のことを言います。
エンテロウイルスやアデノウイルス等の、夏の高温多湿の環境で
活性化するウイルスが原因となり、
喉の痛み、発熱の他、腹痛や下痢などの
症状が見られます。
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ドアノブや電車の吊革等を経由する接触感染で広がり、
比較的軽度の症状で済むとされています。

一方冬の時期に罹る風邪は、
インフルエンザウイルスやライノウイルス等の、
冬の乾燥した空気を好むウイルスによってもたらされ、
咳、鼻水、発熱等、呼吸器の症状が目立ちます。
くしゃみ等の飛沫感染によって広がり、
症状が重くなることも多いとされています。
夏に罹ることもありますが、それは風邪であって夏風邪とは言わないようです。

ウイルスの違いによって夏風邪かそうでないかが変わるようですね。

症状が軽度とされる夏風邪ですが、体感上では一層だるく感じませんか?
それは、夏の時期特有の免疫の低下が大きな要因とされています。
夏はエアコンで涼しい室内と、灼熱の室外で大きな寒暖差があります。
自律神経はこの温度差に弱く、自律神経が乱れると免疫力が低下してしまいます。
また、暑さによる睡眠の質の低下、発汗による脱水症状、夏バテによる食欲不振等々、
夏には抵抗力が落ちる要因が多くあります。
そうして体力が低下した中で罹る夏風邪は、一層しんどく感じるのです。


夏風邪は症状を和らげる薬はあっても、特効薬はありません。
夏風邪は身体の免疫で治すしかなく、
夏特有の免疫低下が続くと、夏風邪もどんどん長引いてしまいます。
ゆえに、治りにくいと言われるのですね。

夏風邪を予防および早く撃退するには、まず普段から身体を冷やさないこと。
エアコンの冷風を直接浴びない他、冷たい食べ物や飲み物を摂りすぎないようにし、
シャワーだけで済ませず湯船にしっかり浸かるようにしましょう。
次に栄養のある食事・水分をしっかり摂ること。
食事はタンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維の4つの栄養をバランスよく取ることが大事です。

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ちなみにミニトマトには自律神経を整えるGABAと、
免疫を高めるリコピン・ビタミンCがたくさん入っており、
風邪予防にも効果的とされています。いつもの食事に
ぜひ1粒添えてみてくださいね。





纏う衣類一つで不快に苛む暑い夏。
冷たいものに縋りたくなる気持ちはわかりますが、
今一度身体を冷やしすぎていないか、しっかりした食事はとれているか、振り返ってみてくださいね。



今回紹介するレシピは、夏風邪にぴったり!体に優しい
「ミニトマトの卵粥」です。

■材料(2人分)

・ミニトマト 10個
・ごはん 200g
・白ネギ 10センチ
・卵 1個
・とろけるチーズ お好み
・にんにく 1かけ
・白出汁 小さじ1
・塩 適量
・水 200cc
・オリーブオイル 大さじ1


【作り方】

① ミニトマトは半分に切り白ネギはみじん切りにする、卵は溶いておく
② フライパンにオリーブオイルとにんにくをいれて弱火で炒める
③ ミニトマトと白ネギを加えて、ミニトマトがトロトロになるまで炒める
④ 別の鍋に水とごはん、白出汁、塩を入れて蓋をし、弱火で20分煮る
⑤ 好みのとろみになったらとろけるチーズ、溶いた卵の順で入れて、火を止める
⑥ 器によそって、③で炒めたミニトマトと白ネギをかけて完成!







今回のブログも最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また来月にお会いいたしましょう。






2025/07/25
皆さん、こんにちは。
宮崎太陽農園スタッフです。

毎日猛暑が続きますね。
私は部屋のエアコンが壊れてしまい、1週間ほど煉獄を味わいました。
夏が始まる前にエアコンの動作を確認するべきだったと反省しております。
皆さんも気を付けてくださいね。

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夏といえば海。海といえば海の幸。
釣りたての魚を新鮮なうちに刺身に、
塩をまぶして串焼きに…。
想像しただけでご飯が欲しくなります。

しかし、中には臭みから魚が苦手という方もいますね。
魚は時間が経つと脂が全身に回って
強烈な生臭さを放つようになります。
夏の暑い時期はさらに傷みやすくなるため、すぐ食べるなり冷凍するなりしなければいけません。
そんな魚の生臭さを消す方法として果物が注目を浴びています。
今回は、そんな魚と果物のお話です。



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魚の生臭さの原因、それは脂の酸化が主な原因とされています。
水揚げされた魚の脂質は時間経過とともに酸化し、臭みを発するようになります。
また、魚の筋肉に含まれる成分が死後細菌に分解されることで、アンモニア臭を発するようになります。
時間経過による様々な反応で魚の臭みが発生してしまうのですね。


そんな魚の臭みの抑制を目的として改良された、
「フルーツ魚」というものがあります。
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果物等を飼料として食べて育った養殖魚のことで、
口に入れるとほのかに柑橘の香りがする、
栄養価が高い等の特徴があります。
始まりは2007年に高知大学の教授が開発した、
柚子を食べて育った鰤、「柚子鰤王」とされています。

当時、教授が魚における柚子の抗酸化作用の影響について
研究していたところ、飼料として柚子を食べさせることで、
傷みにくくなるということを突き詰めました。
柚子の抗酸化作用が酸化による魚の変色や病気を
防いでいたのです。
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この柚子鰤王を火付け役として、
様々な「フルーツ魚」が誕生しました。
現在はおもに中国、四国、九州など柑橘の生産が
盛んな地域にて養殖が行われています。
ジュースの生産に使用された果実の絞りかすを
使用することで、廃棄物を減らすこともできるそうです。
抗酸化作用が鍵となりますので、果物はレモンや
みかんなどの柑橘系全般が使用されています。
変わり種ではブドウ、ハーブやチョコを飼料としている魚もいるようですよ。






抗酸化作用といえばトマトですので、トマトを食べて育つ魚がいてもいいような気がするのですが、
一部試みが見られるものの、あまり有名になっていないようです…。今後に期待です。
代わりにミニトマトは海上釣のエサとして使われることが多いです。
飼料ではないものの、魚たちに美味しく食べてもらえているようで何よりですね。

みなさんも魚の鮮度には十分気を付けて、美味しく召し上がってくださいね。



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今回紹介するレシピは、レモンと魚でさっぱりいただく、
「ミニトマトと白身魚のアクアパッツァ」
です。

■材料(2人分)

・ミニトマト   8個
・鯛の切り身   2切れ
・玉ねぎ     1/2個
・レモン     1/2個
・にんにく    1かけ
・塩こしょう   適量
・白ワイン    50cc
・水       200cc
・オリーブオイル 大さじ1


【作り方】

①鯛はキッチンペーパーで水気を拭き、両面に塩こしょうをふって斜めに切れ目を入れる。
②玉ねぎは薄切りに、レモン、ミニトマトは輪切りに、にんにくはみじん切りにする。
③フライパンにオリーブオイルを引いて中火で熱し、にんにくを炒める。
④鯛を皮が下になるように並べ、両面焼き色がつくまで焼いたらフライパンから取り出す。
⑤たまねぎをフライパンに並べてしんなりするまで炒める。
⑥炒め終わったら水と白ワイン、焼いた鯛、ミニトマト、レモンをいれて蓋をし、
 水気が無くなるまで5分ほど煮込む。
⑦塩こしょうで味を調えたら器によそって完成!

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今回のブログも最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

それでは、また来月にお会いいたしましょう。












2025/06/27
皆さん、こんにちは。1カ月ぶりです。
宮崎太陽農園スタッフです。


大輪の傘が開く梅雨の時期になりました。
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洗濯物が乾かず、セットした髪はゴワゴワ…。
ちょっぴり憂鬱ですね。
雨の日はゴロゴロして一日終わりがちなので、
家中でできる趣味を開拓したいです。


6月というと皆さんは何を思い浮かべますか。
私は雨の中静かに佇むアジサイの花のイメージが
強いです。
アジサイは土壌の性質によって花の色が変わる、というのは有名な話ですね。
土壌以外にも様々な条件がありますが、
酸性だと青色に、アルカリ性だと桃色になると言われています。
アジサイの花を染め上げる要素である酸性、アルカリ性とはなんでしょうか。
今回はそんな酸性、アルカリ性の話です。



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酸性・アルカリ性とは水素イオンの濃度を指します。
一般的な水は電気を帯びていない水分子(H2O)の状態で存在していますが、
この分子が何らかの要因で、+の電気を帯びた水素イオン(H+)、
-の電気を帯びた水酸化物イオン(OH-)に分離することがあります。
水中に含まれる水素イオンが多いと酸性、水酸化物イオンが多いとアルカリ性となります。
このイオンの濃度によって、様々な化学反応に影響があります。


この酸性かアルカリ性かという要素は、身近な様々なものに活用されています。
まずは農作業。作物の成長にとって大事な要素の一つとなります。
野菜は根から酸性の物質を出して土を溶かし、そこから溶け出た栄養を吸収しています。
土が酸性かアルカリ性かのどちらかに大きく偏ると、植物の成長に悪影響をもたらします。

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酸性土壌ではすでに酸性物質が多く含まれているため、
過剰な栄養吸収になってしまい、
アルカリ土壌では土中の可溶性の栄養素が溶けなくなる
ため、栄養吸収が阻害されます。
植物にとって効率的に栄養吸収を行える値は違うので、
野菜作りではどの性質でよく育つのかを事前に調べることが大事です。
降雨や気温等、土壌の性質はふとした要因で変動してしまうので、
定期的に土を測定して、各性質の肥料を撒くなどして少しずつ調整します。


他に身近な例を挙げると、洗剤でも重要ですね。
汚れには酸性の汚れと、アルカリ性の汚れがあります。
それぞれの性質に対する洗剤を使用することで効率よく汚れを落とせます。
例えば、台所の水あかといったアルカリ性汚れには、クエン酸が入った酸性洗剤が有効ですし、
油汚れといった酸性汚れには、重曹が含まれたアルカリ洗剤を使います。
ただし、性質が強い洗剤は肌荒れなどの原因にもなります。
普段使いする食器用洗剤などは、肌の性質と同じ弱酸性のものを使うと刺激を抑えることができますよ。


他にも食材、温泉、虫刺されの薬や化粧品と、至る所で酸性とアルカリ性が活用されています。
ぜひ身近なものの性質を調べてみてくださいね。






今回紹介するレシピは、これからの季節にさっぱり食べたい
「ミニトマトとワカメの和風サラダ」です。


■材料(2人分)

・ミニトマト 10個
・乾燥ワカメ 大さじ1
・豆腐 1/2丁
・レタス 40g
・すりごま 小さじ1
・ゴマ油 小さじ1
・ポン酢 大さじ2

【作り方】

①ワカメを水で戻し、豆腐とともに水気を切っておく
②ミニトマト、レタス、ワカメを切る
③レタス、手で崩した豆腐、ワカメ、ミニトマトを皿に盛る
④すりごま、ゴマ油、ポン酢を混ぜたものをかけて完成!


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今回のブログも最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

それでは、また来月にお会いいたしましょう。














2025/04/30
皆さん、こんにちは。
宮崎太陽農園スタッフです。

毎日ぽかぽかと心地の良い日が続きますね。
私は春の季節が一番好きです。
花々が色鮮やかに咲き、天気もあたたかくて最高です。
一方で、春は花粉症で辛い!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
毎日ティッシュに顔をうずめて苦しむ先輩を見ていると、
私もいつ花粉症になってしまうのだろうと戦々恐々としています。
できれば一生縁がないままでいたいですね。

今回はそんな花粉症とトマトのお話です。



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花粉症とは、体内に侵入した花粉に対して免疫が過剰に働き、
くしゃみや鼻水などのアレルギー症状が出ることをいいます。
その症状のほとんどは花粉が飛散する時期にのみ起こり、
それ以外の時期には落ち着きます。
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スギやブタクサなど様々な植物の花粉が
アレルゲンとして確認され、その数は60種以上と
されています。
現代は2~5人に1人が花粉症とされ、毎年多くの人が
この時期に苦しんでいます。

そんな花粉症の人が特定の食べ物を口にすると、
アレルギー症状が出る場合があります。
花粉症の人の約20%が経験すると言われており、
食べてすぐ口内にかゆみやしびれなどの症状が出て、
30分程度で自然消失することが多いです。
アレルゲンとなる花粉の成分は一部の果物や野菜と構造が非常に似ており、
食べ物が花粉と誤認されてしまうのです。
このアレルギーを起こす食べ物の代表とされているのがトマト。
トマトとスギ花粉に含まれるたんぱく質の構造が似ており、
スギ花粉アレルギーの人はトマトを食べると
アレルギー症状が出る可能性が高いと言われています。
他、イネ科花粉アレルギーの人はメロンやスイカ、
カバノキ科花粉アレルギーの人はリンゴやモモに注意とされています。
もちろん、同じ花粉由来の花粉症でも反応する食べ物には個人差があります。

それでも美味しいトマトが食べたい!そんな方も多いと思います。
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その有用な対策が加熱です。
加熱されると熱によってたんぱく質の構造が変化し、
花粉の構造と似ていない状態となります。
よって、アレルギー症状が非常に出にくくなるのです。
アレルゲンとなるたんぱく質は皮に多く存在しているため、
皮をむいて食べれば問題ない場合もあります。
また、花粉の飛散量が少ない季節では反応が見られなくなることも多いようです。
今はまだ症状が無くても、時間とともに発症する可能性が
あると言われていますので、
ふと生の野菜を食べてかゆみに襲われたら、調理法を変えてみましょう。

ここまで書くと花粉症の人はトマトを食べない方がいいと思われるかもしれませんが、
実はトマトに含まれるリコピンにはアレルギー反応を抑制する効果があります。
トマトを食べると花粉症の症状が改善するという研究報告もあがっているようです。
つまり、この時期はトマトをしっかり加熱して食べるのがよい、ということですね。

自身のアレルゲンとなる食べ物をどのように食べれば大丈夫なのかを把握し、
この時期の食事を楽しめるようにしましょう!

今回紹介するレシピは免疫力を高めるとされる魚とキノコをたっぷり使った、
「サバとキノコのトマト煮」です。

■材料(2人分)
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・ミニトマト     6個
・サバ        1切れ
・玉ねぎ       1/2個
・しめじ       1/2株
・トマト缶      1/2缶
・薄力粉       適量
・にんにく      1/2欠片
・しょうが      1/2欠片
・オリーブオイル   適量
・白ワイン      大さじ2
・コンソメ      1個
・塩、こしょう    少々
・水         50ml



【作り方】

① サバは半分に切り、薄力粉を両面にまぶす
② しょうが、にんにく、玉ねぎをみじん切りにする
③ フライパンにオリーブオイルを引き、サバを両面焼く
④ サバが焼けたら別皿に取り出し、サバを焼いたフライパンでしょうが、にんにく、
  玉ねぎ、しめじをしんなりするまで炒める
⑤ トマト缶、水、白ワイン、コンソメを加え、塩こしょうで味を調える。
⑥ ミニトマトと焼いたサバを加えて蓋をし、弱火で10~15分ほど煮込んで完成!




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今回のブログも最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、来月のブログは諸事情により休載となります。
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それでは、また6月にお会いいたしましょう。









2025/03/28
皆さん、こんにちは。
宮崎太陽農園スタッフです。

春のうららかな陽気が心地よくなってまいりました。
地域によってはそろそろ桜の見ごろですね。
私は今年の桜はどこで見ようか悩んでいる最中です。
お団子はかかせないし、混雑する場所は避けたいし、うむむ…。

今回は春分の日にちなみまして、
春の野菜の話題です。


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今年の3月20日は春分の日でしたね。
春分とは、紀元前4世紀に中国で発明された、
地球上の一年を気候で24種に仕分ける「二十四節気」という区分にみられる言葉です。
春分の日は昼と夜の長さが同じというイメージが強いですが、本当は昼の方が少し長いそうです。
実際に昼と夜がほぼ同じ長さとなるのは春分の日の4日ほど前。
とはいえ、昼の時間が長くなっていく指標とするには十分ですね。

同じく、野菜にも旬の季節ごとに区分があります。
現在は農業の発展によって1年中野菜が収穫されるようになりましたが、
本来野菜には気候に基づいた収穫サイクルがあります。
野菜が出回る時期=旬の時期は栄養価も収穫量も増える傾向にあり、
その野菜を最も美味しく食べられる時期と言われています。
収穫量が増えることで価格も下がるため、家計にも美味しいです。
また、旬の野菜にはその季節に摂るべき栄養が含まれていると言われています。
今回はこの季節に食べたい、旬の春野菜を紹介します。






春野菜とは3月~5月にかけて旬とされる野菜を指します。
春野菜と言えば山菜のイメージが強いですね。

・たけのこ
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・アスパラガス
・春キャベツ
・新玉ねぎ
・エンドウ豆
・ふきのとう
・菜の花


などが該当します。

・やわらかくてみずみずしく、甘味がある

・硬くて、苦味がある


この2つの特徴に分かれる傾向があります。
どちらにせよ味が強いので、素材の味が楽しめる天ぷらやサラダなどの調理法が好まれます。

その実に栄養を蓄えることで寒く厳しい冬を乗り越える春野菜。
野菜は寒さにさらされると、内の水分が凍結してしまい、細胞が壊れてしまいます。
凍結を防ぐために、野菜は糖分を生成してその実に蓄えます。
糖分を含むと水が凍結する凝固点が下がり、凍りにくくなるのです。
そのため、寒い冬を過ごす野菜たちは糖分を多く含んでおり、甘くて美味しいのです。

他、春先に現れる害虫から身を守るために、
植物性アルカロイドという苦味成分を蓄える野菜も見られます。
毒性の成分ですが、大量に食べなければ人体に害はないとされています。
とはいえ、しっかり灰汁抜きをしたほうが苦味と毒性が減って美味しく食べられます。
この春野菜の苦味成分は、老廃物の排出を促すデトックスや、新陳代謝の促進に効果があるとされており、
運動量が減って毒素が溜まりがちな冬明けの身体を綺麗に整える働きを持っています。
冬のだるさが抜けない方はぜひ苦めの春野菜を食べて、身体をリフレッシュさせてみてくださいね。

ちなみに、ミニトマトは1年中出荷されていますが、
4~5月が最も多く出回る時期とされています。
ミニトマトもまもなく旬を迎えますよ。

季節の移り変わりを実感できる旬の野菜。
今が旬の春野菜で、春の到来をかみしめてみてはいかがでしょうか。

今回紹介するレシピは「ミニトマトと春野菜のスープ」
です。


■材料(2人分)
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・ミニトマト 6個
・春キャベツ 150g
・新玉ねぎ 1/2個
・エンドウ豆 1パック
・ベーコン 2枚
・水 600ml
・コンソメキューブ 2個
・塩、コショウ 少々
・オリーブオイル 

【作り方】

①一口大に野菜とベーコンを切る。
②鍋にオリーブオイルを引き、新玉ねぎとベーコンを炒めておく。
③火が通ってしんなりしたら、鍋に水とコンソメキューブ、
エンドウ豆と切った春キャベツを入れ、蓋をして煮る。
④具材に火が通ったら、ミニトマトを加えてサッと煮、塩コショウをお好みで振って完成!




春野菜が店頭に並んだら、ぜひ作ってみてくださいね。



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今回のブログも最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また次回お会いいたしましょう。





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