2022/09/27
皆さんこんにちは。宮崎太陽農園 スタッフでございます。
早いもので、季節は9月下旬。
朝晩はすっかり涼しくなり、日によっては少し肌寒い日も多くなってきましたね。
年々季節の変わるスピードが、速くなってきている気がするのは気のせいでしょうか?
(春から夏、夏から冬、このあたりの速さが加速している気がします、、、。)
さて!そんな9月といえば皆さんは何を思い浮かべますでしょうか?
さんま、キノコ類、梨やブドウ、地域によっては新米の季節で、
さすが食欲の秋です。おいしいものが次々思い浮かびますね。
そんな今回は「ブドウ」にスポットを当ててお話をしていきたいと思います。
ブドウの歴史やブドウの栄養、
おいしいブドウの見分け方をご紹介いたします♪
そして、ブログの最後にはミニトマト&ブドウを使った栄養満点なレシピも
ご紹介いたしますので、ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです。
★
まず始めに、ブドウは、5000年以上も前にカスピ海の南側で栽培されていたという、人類の歴史上一番古いくだものなんです。
ちなみに、ブドウは今や世界でもっとも多く栽培されている果実なんだそうですよ。
そして時は流れ、日本でのブドウの歴史についてご紹介をいたします。
日本でのブドウの始まりは、2つの説があります。
1つは奈良時代頃、「行基」というお坊さんが現在の山梨県で修行していた際、
夢で「手にブドウを持った薬師如来様」が現れたそうな。
そこで木を彫り、夢で見た通りの薬師如来像を造ってみて、
それを現在の山梨県甲州市勝沼にある大善寺に置いたところ、
ある日突然、ブドウの木を発見したそうです。
これを薬草として育ててみたところ、村の人達にも広まり、本格的に栽培が始まったとする説がまず1つ。
もう1つの説は鎌倉時代頃、勝沼に住む雨宮勘解由さんが、
山ぶどうとは異なる植物を発見しました。それを自宅に持ち帰って栽培を始めたとする説です。
どちらのブドウも「甲州」という日本固有の品種で主に白ワイン用として現在でも栽培されています。
その後の調査で、「甲州」のルーツは中央アジアと東ヨーロッパの境界にある「カスピ海」で、
シルクロードを長い長い時間をかけて日本にたどり着いたことが分かっています。
そんな深い歴史のある「ブドウ」ですが、
気になるブドウの栄養や効果についてもご紹介いたしましょう!
まず、ブドウの「皮」には、眼精疲労や活性酸素の除去に効果があるとされる「アントシアン」がたっぷり含まれています。
さらには、血液凝固を防ぎ、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、
心臓や脳を健康に保つのに役立つと言われています。
また、アントシアンは、果肉よりも「皮」や「種」に最も豊富に含まれていますので、
積極的に皮や種を摂取するといいそうですよ。
一方、デラウェアなどの赤ぶどうには、「レスベラトロール」という、強い発がん抑制作用を持つポリフェノールも含まれています。
レスベラトロールは、その抗酸化作用で肌の老化を防ぎ、
認知症予防にも効果的だと言われており、アンチエイジングに適した成分として注目を浴びています。
そして、ブドウは糖質が多く、ブドウ糖と果糖がそれぞれ半分を占めています。
「糖質」と聞くと世の中ではあまり良いイメージがないようですが、
ブドウ糖は即効性のあるすぐれたエネルギー源となり疲労回復に役立つそうです。
、、、いかがですか?ブドウの栄養はなんてすばらしいのでしょうか。
恐らくこの記事を読んだ皆さんはブドウを買いにスーパーに急ぐと思われますが
少しお待ちください!
ここで1つ、おいしいブドウの見分け方をご紹介いたします♪
まず、新鮮なブドウの表面に白い粉のようなものが付いているのを見たことがありませんか?
あれは、熟した新鮮な果実に見られる物で、果実から自然に分泌されている天然物質(果粉(ブルーム))です。
果粉にはオレアノール酸、長鎖アルコールなどといった水に溶けにくい物質が含まれており、
果皮の表面に結晶化しているため果皮の表面が白く見えるという事なんだそうです。
実はこの物質は水をはじいたり、病気や乾燥などから果実を保護する働きがあると考えられています。
これには、ブドウ自体の水分を保護し新鮮さを保つ働きがあるので、この粉がまんべんなく付いているぶどうは鮮度が良い証拠です。
この粉はブドウを守ってくれていますので、食べる直前まで洗い流さずに置いておきましょう。
また、果粉は無害なので、食べていただいても大丈夫です。
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普段生活しているとあまり気にならないことも、
調べてみると、新しい発見ばかりで面白いですよね。
ここまでは、旬の食材「ブドウ」についてお話をしてきましたが、
ここからは、ミニトマトと、ブドウを使った栄養満点なレシピをご紹介いたします♪
★
野菜とくだもののハーモニー~ミニトマトとブドウのマリネ~
■材料
・ミニトマト
・ブドウ
・レモン汁 大さじ3程度
(生のレモンより、市販のレモン汁がおすすめです。)
・オリーブオイル 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・塩コショウ 少々
■作り方
① ブドウは皮ごと食べられないものでしたら皮をむいておきましょう。
② ミニトマトはヘタを取り、1/2に切ります。
③ レモン汁・オリーブオイル・砂糖・塩コショウを、ボウルに入れよく混ぜておきます。
④ 液が混ざったら、ミニトマト・ブドウをボウルに入れ、
ラップをして、冷蔵庫で30~60分程度眠っていただきます。
⑤ ボウルから液ごとお皿に取り出し完成です♪
★
今回はミニトマト&ブドウ使いましたが、
野菜やおさかな等、材料だけ変えて同じ味付けで作っても
おいしくいただけますので、ぜひ色々な材料でお試しください♪
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さて、来月から10月になり、2022年もあっという間に
終盤となりますが、本格的な冬がやってくる前に
当園の栄養満点なミニトマトを食べていただき、
健康的に今年の冬を迎え撃ちましょう!
それではまた次回、お会いしましょう。
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