宮崎太陽農園

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2022/11/28
皆さんこんにちは。
宮崎太陽農園 スタッフです。

地域によっては雪がわずかに降り始め、モノトーンの街に
赤や黄色の彩りを優しく添えていた紅葉はいよいよ散りはじめる季節、
いかがお過ごしでしょうか?

そんな秋から冬への移行期間、
11月は意外と知られていない旬の食材がたくさんあるのですが、
皆さんはいくつご存じですか?

春菊、なめこ、のりなどなど、天然ものであれば
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芋や栗、かぼちゃのような秋代表食材以外にも
たくさんあるんですよ。

今回はこの季節にひっそりと旬を迎える
カリフラワー」の、歴史や栄養について、
お話をしていこうと思います。

そして、ブログの最後には、
栄養満点なミニトマト&カリフラワーを使った
お子様にも、お酒のお供にもピッタリなレシピを
ご紹介いたします♪

それでは、今回も最後まで読んでいただけますと幸いです。



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和名では花野菜、花キャベツ、花ボタンとも呼ばれているカリフラワー。
ちなみにフランス語ではシューフルールと言います。なにかオシャレですよね。

そんなカリフラワーは、
ブロッコリーの突然変異と品種改良により蕾が白くなったものだと言われています。
食用はもちろんですが、観賞用でも栽培されているんですよ。

カリフラワーの原産地は地中海近辺で、
もともとは「ケール」の野生種がルーツだといわれています。
※ケールの突然変異種として、キャベツやブロッコリー、カリフラワーが誕生したのだとか。


日本では明治初期に「鑑賞用」として伝わり、
1960年代頃に食用として普及して行ったそうです。
※カリフラワーは、白だけでなく、紫、黄緑、オレンジなどの色の種類があり
観賞用としてもきれいなんですよ。

そして、カリフラワーが一般的に広まったのは洋食文化ブームの昭和30年代から
昭和50年代にかけてで、
この頃は今よりも多くのカリフラワーが生産されていました。

しかし、、、!
昭和50年代以降、緑黄色野菜ブームが起こったことでブロッコリーは急速に人気が高まり、
今となってはカリフラワーよりも、ブロッコリーが圧倒的に多く生産されているんだそうです。
日本だけで見ると、カリフラワーの生産や消費量は1980年代にはブロッコリーに追い越され、
今ではブロッコリーの10分の1程度になってしまったと言われています、、、。

そんな、ブロッコリーに人気を奪い取られてしまったカリフラワーですが、
実はブロッコリーに負けない栄養がたくさんあるんです!


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カリフラワーにはビタミンCや葉酸、ビタミンKが
豊富に含まれています。
特に、ビタミンCの含有量は
淡色野菜の中でトップクラスです!
※「淡色野菜」とは玉ねぎ、大根、ゴボウ、もやし、レタス、キャベツ等の緑黄色野菜以外のもの。

生食では100gで1日の必要量の「80%」以上が
摂取できるといわれています。
これはすごいですね。
また、カリフラワーに含まれるビタミンCは加熱しても
失われにくいという特性を持っているので、
茹でても1日の必要量の「50%」以上が摂取できるといわれています。

他にも、カリフラワー特有のイオウ化合物の「MATS」や、
血栓を防止してくれるアリルイソチオシアネート、
解毒機能を持つグルコシノレートなどの成分が含まれています。
※「MATS」の力とは
血小板が凝集して、心臓病や脳卒中の原因になるような大きな血栓が出来るのを防ぎ、
小さな血栓だけで血管の傷を修復するという、血小板本来の働きを促してくれる成分で、
カリフラワーは素晴らしい生活習慣病予防効果があると注目されています。


さて、カリフラワーの素晴らしさが分かっていただけたところで、
カリフラワーとブロッコリー、どっちを選んだらいいのか分からない!
という方に違いとそれぞれの栄養成分について、簡単にご説明いたしましょう。

・健康維持やトレーニングをする方にはブロッコリー
 ブロッコリーに含まれるβカロテンには、抗酸化作用があり、
 健康維持や老化防止に役立ちます。
 また、ブロッコリーはたんぱく質を豊富に含んでいるので、
 トレーニングをする方には欠かせない野菜だと言えます。

・美容/高血圧対策にはカリフラワー
 加熱してもビタミンCが失われにくく、
 食物繊維も豊富なカリフラワーは、美容やダイエットに最適ですね。
 また、カリフラワーには塩分を排出する働きがあるカリウムが
 豊富に含まれていることから、高血圧対策にはもってこいの野菜なんです。


いかがでしたでしょうか?
カリフラワーの魅力が分かっていただけたところで、
オススメのミニトマト&カリフラワーレシピをご紹介いたします♪

カリフラワーはサラダやマヨディップだけでなく、
色々なメニューになじんでくれますので、ぜひお試しください。





サクサクほくほく栄養満点!
~ミニトマトとカリフラワーの天ぷら~


■材料

・カリフラワー (1房)
・ミニトマト (お好みの量)
・たまご (1個)
・お水 (150ml)
・薄力粉 (150g)
・揚げ油 (適量)


■作り方

① カリフラワーをささっと洗い、キッチンペーパー等でよく水分を取る。

② ミニトマトのヘタを取り、ささっと洗いキッチンペーパー等でよく水分を取りましょう。

③ カリフラワーを食べやすい大きさに切りましょう。
  ※ミニトマトは切ってから揚げると、水分が出て油が飛び散る危険性がありますので、
   そのままで構いません。

④ ボウルにたまご/お水を入れて、混ぜます。

⑤ 続いて薄力粉を入れてざっくりと混ぜます。
  ※だまが残るくらいでok。薄力粉は混ぜすぎると衣が重たくなり、サクッとした食感に
   ならないので、混ぜすぎないように注意してください。材料は冷えている状態がgoodです。

⑥ カリフラワー/ミニトマトを液に付け、180度前後の高温の油でサラっと揚げます。
  ※ミニトマトは低温でダラダラ揚げると水分が出て飛び散る可能性があるので、高温の油で
   衣に色が付いたらささっと取り出しましょ!

⑦ という事で、皿に盛り付け完成です♪






いかがでしたでしょうか。

カリフラワーはサラダやマヨディップのような生でも美味しいですが、
揚げたり煮込んだりしても甘みが増し、より一層美味しくいただけますよ♪

また、召し上がる際に、普通の塩でも良いですが、
ちょい足しとして「カレー塩」なんて物をかけてもよいですね。
※揚げる前の液にカレー粉を混ぜて揚げても、ほんのりとカレー味になって良いですね。



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さて、早いもので2022年は残り1か月程度となりましたね。
これから日に日に寒さが増し、空気が乾燥します。
そして、年末はいつもよりたくさん食べたり、お酒を飲みすぎたりしますね、、、。

でも大丈夫です。私たちにはミニトマトという強い見方がおります。
ミニトマトに含まれるクエン酸はアルコールでボロボロになった胃腸を守り、
リコピンはアセトアルデヒドの働きを抑制してくれます!

栄養満点な当園のミニトマトを食べていただき、
健康的な身体で年末を迎えましょう!

それでは、また次回お会いしましょう。



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