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冬に食べたい鍋の話

2024/12/27
皆さんこんにちは。
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宮崎太陽農園スタッフです。

2024年の終わりが見えてまいりましたね。
大掃除をしっかり済ませて、
大晦日はゆったり過ごしたいところです。

今回はそんな寒い日に食べたい、「鍋」の話題です。





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大きめの鍋で食材を煮込み、つつきあって食べる料理全般を「」といいます。
調理が簡単で、様々な食材を摂ることができる。
冬の忙しい時期にぴったりの、心身ともにあたたまる料理ですね。

そんな現在の鍋が確立したのは、江戸時代後期とされています。
それまでの鍋の火床は囲炉裏であり、鍋から直接食べると灰や煙を浴びてしまいます。
よって鍋は調理道具としてのみあり、鍋で煮込みながら食べる、というスタイルは
ありませんでした。
江戸時代後期、木炭を用いる七輪が普及し、「小鍋仕立て」という少人数用の鍋が
誕生しました。
そこから七輪で火にかけた鍋を食卓に持ち出し、直箸で具材をつつく、という
スタイルが見られ始めました。
明治時代になると、富国強兵政策がとられ、それまで禁止されていた肉食が
解禁されました。
そこから「牛鍋」(現在のすき焼き)が大流行し、文明開化の象徴として
庶民に親しまれるようになりました。
こうして鍋を囲んで食べる現在の「鍋」が家庭料理として定着していきました。






今では日本各地に伝統的な鍋料理が多数存在します。

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・北海道の石狩鍋
・秋田のきりたんぽ鍋
・東京のちゃんこ鍋
・福岡のもつ鍋


これらの鍋は有名ですね。



一方で、日々新しい鍋も誕生しています。

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・豆乳鍋
・ミルフィーユ鍋
・トマト鍋


これらの鍋は今では一般的ですが、
比較的最近に日本で生まれた鍋です。



日本のみならず、世界にも「鍋」の名を関する料理があります。
「鍋」は世界共通なのですね。


中国:火鍋
 鍋の間にしきりを入れることで、2種類のスープが楽しめます。
 片方には唐辛子ベースの辛いスープ、もう片方にはまろやかな豚骨や
 鶏ガラベースのスープを入れることが多いようです。

韓国:チゲ
 韓国語で「鍋」を意味します。
 コチュジャンや唐辛子を使用した辛いスープで、キムチや豆腐などの具材を煮込みます。

フランス:ポトフ
 フランス語で「火にかけた鍋」を意味します。
 大きめに切った肉や野菜を、シンプルに塩コショウのみで煮込みます。


親しい人とあたたかい時間を共有できる「鍋」。
今や日本で食べられる鍋は100種類を超えるとされています。
これからも鍋料理は世界で親しまれ、日々進化していくのでしょう。
次に定番となるのはあなたのオリジナル鍋かもしれません…。




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今回紹介するレシピは「トマト鍋」です。

■材料(4人分)

・ミニトマト----------------------------8個
・鶏もも肉----------------------------400g
・ソーセージ----------------------------6本
・じゃがいも(大)---------------------1個
・キャベツ----------------------------1/2個
・ピザ用チーズ-----------------------お好み
・ガーリックスライス----------------お好み
・オリーブオイル-------------------大さじ1

【スープ】
・水 -------------------------------- 3カップ
・トマト缶 ------------------------------ 1缶
・コンソメ ------------------------------ 6g
・酒・みりん・砂糖 ------------- 各大さじ1
・塩・コショウ ------------------------ 少々


■作り方

① ジャガイモは4等分に、キャベツはざく切りに、鶏肉は一口大に切ります。

② 鍋を中火にかけ、ガーリックスライスをオリーブオイルで炒めます。

③ スープの材料を鍋に入れ、煮立ってきたら鶏もも肉、じゃがいも、
 キャベツを入れて煮込みます。

④ じゃがいもが煮えたらソーセージとミニトマトを入れて蓋をし、
 肉に火が通るまで煮込みます。

⑤ 肉に火が通ったら、ピザ用チーズを乗せます。チーズが溶けたら完成!







〆はぜひ白米をいれてトマトチーズリゾットにしたいですね。




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皆様、今年1年当ブログを読んでいただきありがとうございました。
2025年も何卒宜しくお願い致します。

それでは、よいお年をお迎えください。









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