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野菜の彩の話 ~今月のレシピ:彩ミニトマトのオイルパスタ~

2025/02/28
皆さん、こんにちは。
宮崎太陽農園スタッフです。

2月も終わりが近づき、だいぶ寒さが和らいでまいりました。
私の近所では梅の花が見事に開いておりました。
植物が色づき始めると、春がすぐそこまで来ていることを実感しますね。

今回は野菜の「色」の話題です。


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ミニトマトを始め、野菜には様々な色がありますね
当園で育てているミニトマトは3種類の色があります。
赤色のあやおり、TY千果、TYダルタリー
オレンジ色のTYオレンジ千果
黄色のTYイエロー千果、TYイエローミミ
3612961-01_s.png

同じミニトマトでもだいぶ色が違います。
うちでは育てておりませんが、
他に緑や黒の品種もありますよ。
色が違うと何が違うのでしょう。
今回は野菜の色の秘密について紹介します。

野菜の色は色素という成分に由来しています。
様々な植物に含まれる天然成分で、
自然界に5000種類以上あると言われています。
光の特定の波長のみを吸収する特性があり、
吸収されなかった波長の光が反射して人の目に入ることで、色として認識されます。
植物の光合成を担う成分であり、光を吸収することで様々な栄養素を生成します。
そのため色素と栄養素は密接に関わっており、
色を見れば栄養の方向性をある程度見極めることができます。







赤い色の野菜
トマトに代表されるリコピン、赤唐辛子に代表されるカプサンチンを含みます。
ひときわ強い抗酸化能力を持ち、老化・動脈硬化の予防に効果があります。
赤ければ赤いほど多くのリコピンを含んでいるということですので、
トマトは色が濃いものを選びましょう。
2502-yellow-and-red-vegetables.png


オレンジ色・黄色の野菜
にんじんやかぼちゃに代表されるβカロテンを含みます。
ビタミンAの働きも持ち、皮膚や粘膜の保護に有効です。
免疫機能の制御にも効果があり、
抗がん作用があるとされています。
オレンジ・黄色のミニトマトにはこのカロテンに加えて、シスリコピンという成分が多く含まれています。
通常のリコピンと働きは同じですが、
より体内に吸収されやすいと言われています。
赤、オレンジ、黄色の成分は熱に強く、水に溶けない代わりに
油との相性が良いので、炒め物や揚げ物にするとよいでしょう。


緑色の野菜
ほうれん草や小松菜に代表される
2502-green-vegetables-01.png
クロロフィルを含みます。
植物全般が緑色なのは
クロロフィルを多く含んでいるためで、
光合成で最も効率よくエネルギーを
生み出せるとされています。
鉄分が豊富なため貧血予防に効果があり、
また、老廃物を除去するデトックス効果も期待できます。
熱に弱いので、サラダやおひたしにして摂取するのが
おすすめです。
緑色のミニトマトは赤の要素であるリコピンを
含んでいません。
代わりに、筋力や持久力に関わるトマチジンという成分を含んでいます。


紫色の野菜
なすや紫キャベツ、ベリー類に代表される
2502-purple-vegetables-01.png

アントシアニンを含みます。
眼精疲労や視力低下防止、
高血圧などに効果的とされています。
水に良く溶けるので、スープやジュースにすると
効率よく摂取できます。


様々な色の野菜を料理に用いることは、
彩をよくするだけでなく、
良い栄養バランスにも繋がると言えますね。
積極的に食卓をカラフルにしていきましょう!









今回紹介するレシピは「彩ミニトマトのオイルパスタ」
です。

■材料(2人分)

・ミニトマト(赤・オレンジ・黄色など) 6~10個
・なす 2本
・ベーコン 3枚
・パスタ 2束
・オリーブ油 大さじ2
・ガーリックチューブ 5cmほど
・醤油 小さじ2
・バター 10g
・塩、コショウ 少々


【作り方】

①パスタを茹でる。この時ゆで汁を大さじ6くらい残しておく。
②プチトマトは半分に切り、なすは半月切か輪切りに、ベーコンは一口大幅に切る。
③フライパンにオリーブオイルとガーリックチューブを入れ、中火にかける。
④いいにおいがしてきたらパスタのゆで汁、塩、コショウ、醤油、バターを❸に加える。
⑤調味料が混ざったらベーコン→なす→ミニトマトの順で❹に加え、火が通るまで炒める。
⑥具材に火が通ったらパスタを絡めて完成!

ぜひ様々な色のミニトマトで作ってみてくださいね。



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今回のブログも最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また次回お会いいたしましょう。



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